梓川ふるさと公園1

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梓川ふるさと公園

余り誰も知らない公園

利用者がいない訳ではない

決して多いこともない

何かのイベントなら集団で来るが例外的

家族連れが来ない訳でもない

市は適当にパンフレットなどを作ってまあまあ宣伝(?)している

地図や道路案内もしっかり出ている

助成金事業だから基本は抑えている

もちろん、助成金で潤った人もいるが、

本当に地元の業者の懐に収まったかどうかは知らない

ウッカリするとハゲタカみたいな中央の業者が割り込んで

大方を搔っ攫っていくこともあるから

此処ではそんなことは気にしない

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パンフには穏やかな広々として芝生の

如何にもファミリー向けの穏やかな風景が並ぶ

しかし、こんな山奥のようなところまで来る人はいない

少なくとも地元では

夏休みには何も知らない都会から家族連れがくる

思い出が語られることはない

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公園とは言っても、それは助成金の名目で

申し訳程度の遊具にもならないものや

手入れの要らない広場や駐車場を何か所も作って

お茶を濁している

だから、公園の全体を見ると只の鬱蒼とした森林

子どもが来るところではない

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言葉通りに”昼尚暗き”と言っても良さそうな森林

夏でも冷たい風が吹く

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公園の装いに薄るために、樹木をいくばくか取っ払ったことで、直下のリンゴ園は冷害のリスクが軽減出来て喜んでいるかも知れない。

逆に風の通りがよくなって冷害のリスクが高まっているか。

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此処へは車で来るしかない

道路は案外に迷路

すれ違いもUターンもできない

舗装されていても突然にゲートが塞がれて通れなくしていたり

クルマで入れない道が藪の闇に続いている

管理人の思いのままに手間を掛けないことが優先しているのか

でも、

管理人を見た人は誰もいない

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公園入口の角を曲がったら別世界

リンゴ園の開けた景色も一気に遮断される

不気味な静寂

日陰

表示板には細かく案内が出ているが意味不明が並ぶ

県外ナンバーの車が迷路に吸い込まれていく

駐車場に止まっている車はいつからそこにあるのか

近寄り難い雰囲気

ナンバープレートの文字も読めない

人気のない車に近寄る勇気は出ない

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名前とは裏腹に、よそ者を拒絶する雰囲気

このふるさと公園は一体誰のふるさとなんだろう

ここへは誰が返ってくるのだろう

そういう疑問はさておき、

兎に角、今は、

この森から抜け出して開けたリンゴ園へ戻ることが先決

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リンゴ園の間のソバの畑は白い花が咲き誇っている

漸く、振り返る勇気が出る

只の山林が広がっているだけ

でも、

今まで感じなかった何かの気配

そういえば、このだだっ広いリンゴ園にも

人の気配が全くない

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人家の見えるところまで

下って行く

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噂を信じてもいけないけど

噂をバカにしてもいけない

次に来るときはもっと大勢で来ることだ

*


PV

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